コレクション: つくりて:花政

確かなクオリティの花を

1935年の創業より、「誠実」「奉仕」「感謝」「創意工夫」をモットーとする花政さん。そのブランド力は、あらゆる場面におけるクオリティに起因しています。
緻密な仕入れ管理、最適な水揚げ方法、厳格な品質チェック。これらを可能にするのは、創業以来85年間以上、毎日欠かさずに花と真摯に向き合い続け、蓄積された企業としてのノウハウと、それらを適切に遂行できる優れたフローリストの存在があって、初めてなせる業です。
そんな花政さんの「花の品質」は、「仕入れ」「水揚げ」「管理」「技術」といったあらゆる面から保たれています。

「仕入れ」と「水揚げ」

仕入れにおいて重要なことは、目利きとタイミングです。いかにして、良い商品を適切な価格・量で仕入れることが出来るか、すべてはバイヤーの腕に掛かっています。花政さんでは良質のものを大前提として、使用するシーンに適した等級の花を仕入れることで、お客様のニーズに合わせた、花贈りのための仕入れを目指しています。
また、市場から仕入れた切り花は、すべて箱から取り出して水揚げと呼ばれる作業を行います。花政さんではそれぞれの花に適した水揚げをおこなうことで花持ちを良くし、更なる品質向上を目指しているそうです。

「管理」と「技術」

水揚げされた切り花は、適切な温度で管理されます。しかし、しばらくすると花の切り口からバクテリアが発生し水が濁りはじめます。これは、花が枯れる大きな原因となります。そのため花政さんでは、定期的に水替えを行い、クリーンな水で管理する事で、新鮮な状態を維持することに努めているそうです。また、胡蝶蘭や観葉植物などの鉢物の管理にも、常に目を光らせています。
そしてスタッフさんたちの高い技術。それぞれの得意分野が異なり、幅広いプロフェッショナリズムを備えているため、様々な面でその確かなクオリティを支えています。
各スタッフが日々精進するべく、生け花のお稽古やフラワーデザインのレッスンを受講したり、フラワーデザインの大会に挑戦したり、花束の組み方を自主練したり、常に向上心を持ち続けるその姿勢は、まさにフラワー装飾の技術集団と言えるでしょう。